小学校3年生の途中で、佐賀から東京多摩地区に引っ越した。
それも動物園の近所。
東京に着いた夜。
近くの動物園から聞こえるライオンやなんかのケダモノの
鳴き声を聞いて、東京は恐ろしいとこだと・・。
小学生の時は、時代の流れでプラモデル少年。
ミニタリーもの、タミヤ三昧。
当時の小学生の8割がそうだったのでは?
テレビで、戦車が出そうな戦争映画ばかり見ていた。
内容はほとんど覚えていない。
戦車が見たかっただけだから。
『戦場にかける橋』
『トラ!トラ!トラ!』
『遠すぎた橋』
『パリは燃えているか』
『遠すぎた橋』
この辺はテレビで繰り返し放送されていた。
それこそ、一瞬の戦車の登場で一喜一憂。
まだまだ、ビデオデッキなんか一般家庭になかったから、
脳裏に焼き付けるしかなかった。
旧ドイツ軍の8トンハーフトラックなんか出てきた日には大喜び!
戦車が出てきてもたいてい、シャーマンなどの現役アメリカ戦車を改造しているものだった。
でも、なぜか『コンバット』は見なかったなあ~。
小さい頃亡くなった、父方のおじいさんが戦争体験者で
父が『コンバット』を見てると嫌がった、
というハナシを聞いたせいかもしれない。
そのおじいさんは、カラダに弾が残っていたらしい。
昭和40年代は、まだまだそういうオハナシがゴロゴロあったのだ。
だからか?タミヤも日本軍の精巧な戦車プラモを出すのはずいぶん遅かった。
ゼロ戦なんかは、やまほどでていたから、
旧日本陸軍ものは人気がなかったからかもしれないけど。
タミヤは毎月のように新作を出していた
その中でも一番印象的だったのは
真四角な、アメリカ軍M113装甲兵員輸送車!
なんと、内部まで再現!
それよりビックリしたのは
オマケの兵隊のフィギュアの中に、いままで考えられなかった黒人兵が入っていたこと!
これにはビックリした!
ちなみに今でも
1/35 ミリタリーミニチュアシリーズ No.40 として現存するこのプラモ。
僕も作った!
でも、途中で頓挫?
おかしい?
どうしても組みあがらない?
当時から丁寧なつくりで知られていたタミヤのプラモなのにおかしい?
新製品だからなにかミスがあったのか?
報告しなくていいのか?
ドキドキしていたが、そこは小学生男子。
すぐに忘れて、違うプラモ作っていた。
次はロンメルだったかな?
で、その製作途中で中断していたM113のプラモの箱開けたのは
もう中学生。
懐かしい!と手にとって眺めると、
説明書に見慣れない記述が・・・
なんと、説明書1の図面をすっ飛ばしていたのである・・・・
嗚呼・・・・・
僕の人生・・・・