pegawa's blog

昔 ピープルという ビデオレンタル屋がありました 都築さまより<a href=http://roadsidediaries.blogspot.com/2009/11/blog-post_11.html>ビデオ・スターの死</a>

ピープルとトイレ

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レンタルビデオ屋ピープルは、だいたい売り場面積は6畳一間。

で、その狭い空間の中に2万本以上のビデオのパッケージがひしめいていたので、

(まあ2万の内3分の1ぐらいは、箱から取り出してファイリングしてあったが)

実際は3畳、いや2畳ぐらいしか、お客さんがいるスペースはなかった。

 

だから、「まずトイレなんかは無い」と、お客さんに勝手に思われていた。

でも、実は存在していたのだ。

もともとは、住居にもなる1DKなので、なんと風呂もあった!

当然使ってはなかったけど。

 

のっぴきならない状態になったお客さんに貸したこともある。

お客さんとしては、「まさかこんな狭い店にあるはずは無い」

の思い込んでいるので、「近所にトイレないか?」と前かがみの姿勢で聞いてくる。

しょうがないので、秘密のドアを開ける!

 

 

その秘密とは!!!!!!!!!!!!!

 

まあ、知ってしまうと、たいしたことではないのだが。

 

店入って右側の、アダルトコーナーの棚真ん中が移動するのである!

昔、ビデオテープの販売を行っていた細長い什器、

それにコロコロ動く車輪を4個つけてあった。

 

そのアダルトパッケージ満載の隠しトビラを動かすと、

いきなりドアがあって、そのドアを開けると

秘密の部屋が!!!!!

と、いうほどではないが・・・・

まあでも、たいていの人はビックリする。

ピープルに来たことある人でも、

今読んでビックリしてる人はいるはずだ!

 

その部屋はもともと、バストイレ、洗面台つき。

売り場面積に比べると、不必要なぐらい贅沢なスペース。

小さいライブハウスのトイレに比べたら格段に大きい!

あと窓が2個、トイレの中にあったので臭くなかったし。

 

湯船にはステンレスの棚が無理やり入れられて

倉庫になっており、なぜか、まったく使ってないLDが

かなりの量保管してあった。

 

あと、すぐには使わない、いろんな資材。

だから、満員の時

アダルトのパッケージを物色している

お客様をカキワケテ開けることになる。

 

恐れおののく人民の前で、

海の中に道を作ったモーゼのように。

 

あのトイレ、お客さんで使った人は、

ほとんど夜中飲んで、でも

ピープルの急な階段を上がれるぐらいの

生焼けの酔っ払いである。

だから、貸してあげると、あまりにびっくりして

使用後は、いきなりシャンとシラフになる!

ほとんどそうで、面白かった。

 

酔い覚ましには

ビックリが一番!